2008年5月27日火曜日
禅苑講座
5月25日、日曜日、箕面・寒山寺で、表題の、坐禅と法話の会を開催しました。十年位前までは、参加者は100名を超え、定員オーバーのため、お断りした位でした。最近は、40名前後の参加者なので、坐禅と法話の時間を半分にして、参加者を増やそうとしました。私は、反対しましたが、多数決で決まってしまいました。残念。今年は、参加者44名でした。「なんだかな・・・」と思いました。
ここで気づいたことがあります。よく檀家さんに、「比較しない・期待しないが、楽に生きる祕訣ですよ。」なんていってる自分が、比較・期待してますね。反省・反省・・・!
もう一つ、気づいたことがあります。
講師にお招きした、安永老師に、以前プログにも書いた、全身麻酔が覚めるときの、経験を話してみました。何も無い時空間に浮かぶ自分がありましたと・・・。自分では、無心に近い経験か?と思ってました。そうしましたら、老師が、「私も、全身麻酔からさめる時に、ジェットコースターみたいに、カシャーン・カシャーンと自我が形成されました。」と軽く・明るく、おっしゃいました。トホホ。どうってことのない、誰でも経験することなんですね。ショウモナイナ。悟りを開かれた方にするような話では、ありませんでした。猛省です。はい。
2008年5月21日水曜日
花祭り後日談
昨日、檀家のMさんにお参りした時の話です。
色々お話した後で、
M「おっさん、こないだ花祭りのとき、連れて行った方、変でしたでしょ?」
私「はあ、?」
M「あのかた、鬱病で、一日中布団の中から出ない人なんです。」
私「そうですか。」
M「あの方、(地名)の方なんですけど、あの日、無理やり連れて行ったんです。
そうしたら、娘さんから、えらいお礼言われて。娘さんの話では、コンサート
に来てはる方が、みんなええ人で、雰囲気がとても良かったと喜んでたそうで
引きこもりも隨分ましになったって、涙こぼして、お礼言われました。」
私「そうですか!良かったですね。」
ご縁ですね。きっと、症状が良くなるタイミングがコンサートに合ったんでしょうね。
鬱病は辛いですが、自分の中に閉じこまないようにできれば良いですね。
そんなことは分かってるけどできないの!って叱られそうですね。
鬱病の方に、いいご縁が有りますように。
2008年5月18日日曜日
第八阿頼耶識
不思議なことがありました。
花祭りコンサートがすみ、暇を見つけてラッパ吹いています。先日の花祭りコンサートの後、チューバのK君に、「来年は、アーバンの最後の変奏曲でも、やりましょうか?」といわれました。いつも、エチュードばかりさらってる私は、カーニバル・オブ・ベニス(テーマと4つの変奏曲からできている曲で、コンサートでよく演奏されるトランペットの有名曲)を、ゆっくりしたテンポで、さらい始めました。まあ、テンポがゆっくりなら、誰でも吹けますよね。まあ、タンキングの練習にもなるし良いなと思い続けていました。
先日、音大の先輩から、「くいだおれ太郎のキーホルダーが欲しいのよね・・・」
といわれ、即、道頓堀に直行!しかし、4軒当たりましたが、売り切れ!
仕方が無いので、キーホルダー以外のグッズを買い、お送りしました。
先輩から、お礼の品が届きました。CDがたくさん。その中に、先輩が演奏してるCDがありました!
ハイドン、フンメル・・・そして、カーニバル・オブ・ベニス!!!
聞いていて、心は、38年前にワープしていました。懐かしかった。本当に懐かしくて・・・
今日、先輩のプログに、カーニバル・オブ・ベニスの事が書かれていました。
共時性でしょうか?集合的無意識でしょうか?表題の第八阿頼耶識は、
ユングの集合的無意識とほぼ同じ意味です。
繋がってるのかな?繋がってたら、とても、うれしいな・・・。
故山田無文老師は、「阿頼耶識なんか、ぶち破れ!」とおっしゃってました。私は、まだ、どっぷりつかまっています。でも、いいんです。そのうち、阿頼耶識さんも、邪魔にならなくなる日が来るかも知れませんものね。
上の写真は、紫陽花の一種です。下は、ご存知、牡丹ですね。
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