2010年9月30日木曜日
現状肯定
さて、写真の額にはなんて書いてあるんでしょうか?
いつか、長女が「現状肯定できない人は、不幸だ。」と言ってました。
私もそう思います。私たちが生きてるのは、この瞬間だけです。
過去も未来も無い、この瞬間だけを生きている。
だから、この「今」を肯定せずして、何を肯定するのか?
なんの語録か忘れましたが、臨済宗の本にこんな話がありました。
師匠が弟子に、「今ここにいた鳥はどこに行った?」と問いかけます。
弟子が「むこうに飛んでいきました。」と答えると、
師匠が弟子の鼻を強く掴んで「ならこれは、どうじゃ?」
過去は、飛び去った鳥です。未来は、まだ来ない鳥ですね。
過去を後悔してもどうにもならず、未来を心配しても思うようにはならない。
浜田市の安国寺が「がくさん、期待しないことだよね」と言ったことがあります。
「期待しない」
そうすれば、楽になる。
分かっているんだけど難しいですよね。
どうしても、自分の我があり、思うようになって欲しいと儚い思いは浮かんできます。
おっと、この「儚」に、ご注目。
人偏に、夢と書いて、「儚い」ですね。人の夢(期待)は、儚いんですね。
不安を抱えながら、その時その時を生きていくしかないのかな?
こうすれば、いつでも大丈夫なんて生き方は無いと思う方がいいですね。
その時、今に対処しながら、もがきながら、死ぬまで生きる。
写真の額は 「一華五葉を開く」 フムフム。
2010年9月26日日曜日
秋の彼岸法要2010
今日は秋の彼岸法要を執り行ないました。
出席された檀家さんは72名でした。
最近、出席の方の減少を感じます。私の不徳のいたすところと反省しきりです。
昨日、副住職が「彼岸会は、大きな法事のようなものですね」と言ってくれたお陰で、随分楽に、当日を迎えました。以前は、大きな法要の前になるとイライラしていたものでした。
でも、行事ごとは、準備が終われば済んだようなものですね。始まってしまえば、ジタバタできませんものね。ナットク!
受付を手伝ってくれた幼なじみの檀家(早稲田大学政経)に、お勤めのあとの法話を褒めていただきました。
話した本人は、何をどう話したか、記憶が定かではありません。そんなもんなんでしょうね。
自分を大きく見せようとか思わなければ、法話も自然体ででき、緊張すること無く終えることが出来ます。
お手伝いいただいた関係者の皆さん、本当にありがとうございました。皆様のお蔭で無事円成致しました。
次回の春の彼岸法要まで難波寺の大きな法要はありません。でも、大阪市仏教会関係、東福僧堂関係、妙心寺関係、テレホン相談室関係の会合が目白押しです。妙心寺関係以外、全部幹事です。世話役ばかり引き受ける私は、アホですね。ハイ。
2010年9月25日土曜日
雲水さん 来る
彼岸の中日に、京都・妙心僧堂の雲水さんが二人泊まりに来ました。
今まで中日に泊まっていた寺院が諸般の事情で駄目になったため、うちの副住職が妙心僧堂出身なので依頼があり、快諾させていただきました。
夕方お見えになり、本堂で開山にお勤めを頂き、私が帰るまで書院で座布団も敷かず待ってくれてました。
ご挨拶をし、開浴(お風呂にはいること)し、副住職と近所の松寿司に夕食に行ってもらいました。松寿司は大将と親しいので、いくら食べても同じ値段ですが、流石 雲水 よく食べたみたいでした。ヨーシ!
翌日、早朝掃除をしてくれ、7時半頃、出立されました。
写真をご覧になるとお分かりのように、スゴく背の高い二人でした。それもそのはず、一人はバレーボール、一人はアイスホッケーをしてたそうです。私も中学生時代バスケットボールをしてたのに、何故かピグミーとマサイみたいに見えるのは気のせいでしょうか?!
二人とも東京のお寺のお弟子さんです。気持ちのいい青年たちでした。行雲流水。修行頑張れよ!
2010年9月8日水曜日
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