さて、写真の額にはなんて書いてあるんでしょうか?
いつか、長女が「現状肯定できない人は、不幸だ。」と言ってました。
私もそう思います。私たちが生きてるのは、この瞬間だけです。
過去も未来も無い、この瞬間だけを生きている。
だから、この「今」を肯定せずして、何を肯定するのか?
なんの語録か忘れましたが、臨済宗の本にこんな話がありました。
師匠が弟子に、「今ここにいた鳥はどこに行った?」と問いかけます。
弟子が「むこうに飛んでいきました。」と答えると、
師匠が弟子の鼻を強く掴んで「ならこれは、どうじゃ?」
過去は、飛び去った鳥です。未来は、まだ来ない鳥ですね。
過去を後悔してもどうにもならず、未来を心配しても思うようにはならない。
浜田市の安国寺が「がくさん、期待しないことだよね」と言ったことがあります。
「期待しない」
そうすれば、楽になる。
分かっているんだけど難しいですよね。
どうしても、自分の我があり、思うようになって欲しいと儚い思いは浮かんできます。
おっと、この「儚」に、ご注目。
人偏に、夢と書いて、「儚い」ですね。人の夢(期待)は、儚いんですね。
不安を抱えながら、その時その時を生きていくしかないのかな?
こうすれば、いつでも大丈夫なんて生き方は無いと思う方がいいですね。
その時、今に対処しながら、もがきながら、死ぬまで生きる。
写真の額は 「一華五葉を開く」 フムフム。