2023年7月25日火曜日

施餓鬼会直前


 

今朝から副住職と施餓鬼の用意をしていました。

境内は随分前から副住職が剪定・掃除をしてくれてました。

今日は本堂・書院・控えの間等の支度。

彼岸会はそんなに手がかからないんですが施餓鬼会は本堂の仕様を大転換します。

何とか一日で目処が付きました。

和尚さんが十名くらいお見えになるのでチョイ気を使います。

支度八割。

お盆と施餓鬼は似てるようですが違う行事です。

お盆は目連尊者が亡くなった母が餓鬼道に落ちているのを知り、お釈迦様に救う方法を教えてもらい無事、餓鬼道から救われたという話。

施餓鬼は阿難尊者が餓鬼に死を予告され、釈尊に教えて頂いた法要で救われてという話。

ね、違うでしょう。

盆踊りは、母が救われたと喜んだ目連が踊りだしたことから始まったとか。

閑話休題

寺の住職の成さねばならない仕事の一つに、先住職の法事を三十三回忌まで勤めることがあります。

大阪府下の妙心寺派のご縁の有る住職方に「拝請」(はいしょう)を持参あるいは郵送して法要に参加していただく習わしです。

その際の書面が、奉書を七つ半に折り筆で決められた書式で作ることになっています。

中杉という和紙にA3で収まるように書き、数十枚コピーします。

これが何度やっても難しい。

先日、ネットを見てると、何かのきっかけで「式辞用紙」を見つけた。

テンプレートを使えばプリンターで印字できる!

今までの苦労は何だったんだ!

手書きでも使えるとあり、五年後の二十三回忌には使える・・・?

五年後、私は生きているのか?生存してるのか?

明日をも知れぬ命なり。

いつまでも有ると思うな金と命。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

気が付けばお盆の棚経もすぐに始まる。

今年の半年、何してたのかな?


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