2008年6月29日日曜日
今年も「北の国から」
さっき、宅急便が届きました。北海道のKさんからです。以前にも書きましたがKさんは、大阪でほっかほっか弁当の店長をされてました。一念発起して、北海道への移住を決め、苦労して平取町でトマト農家をされてます。家族を連れての移住は、大変な決心が要ったと思います。本当に真面目な方です。
お昼に、トマトを頂きました。家内と「Kさんが作ったと思うと格別だね!」と話しながら堪能しました。Kさん、有難うございます。出荷のシーズンで大変だと思いますが、お体に気を付けて下さいね。
2008年6月25日水曜日
全国版 妙心寺派檀信徒用 季刊誌
2008年6月21日土曜日
番長がいた頃
お参りに行った檀家さんの息子さんから、面白い話を聞きました。
「最近の中学では、番長がいなくなり、先生方が生徒をまとめるのに苦労しています。生徒たちは、いくつかのグループに分かれています。」
私が中学生の頃は、他校ともめると、番長同士の一騎打ちをし決着したものでした。s学園での模擬試験のとき、他の中学ともめ、番長が一対一で喧嘩したのを覚えています。中学の時は、そのほかに「バック」という隠語がありました。「バック」とは、自分の用心棒をしてくれる年上の人のことです。自分が勝てると思い喧嘩して勝っても、後で「バック」にボコボコに仕返しされるということがあります。ですから、喧嘩の弱そうなやつでも、「バック」がいるかどうか確かめないといけませんでした。(N君覚えてるか?) でも、殴られるやつは、いけず(意地悪)か、弱いものいじめ、エエカッコシーでしたね。中学の時は下校時によく恐喝にあいました。その頃から、大人は見てみぬ振りしてましたね。卒業式の時はいつもパトカーが来てたな。
普段、私の記憶から消している中学時代を思い出していまいました。
I高校に行けて良かった!
2008年6月12日木曜日
「個性」について
私は、「個性」について、玄侑宗久師の考えに影響されていました。引用します。玄侑師曰く。
「個性というのはキリスト教社会の考え方です。神様からいただいたペルソナ、つまりパーソナリティー(個性)が初めからある。これは元々日本人の発想にはなかったものです。昔の武士は元服すると名前を変えた。作家や画家には雅号もある。役割が変われば名前も変わるというのが日本人の考え方で、自分の中に八百万に住んでいるのです。」
昨日、読んだ、茂木健一郎氏の説は違いました。
「個性の発揮と他人との協調が相容れないとするのは、脳科学の視点から見れば間違いである。ミラーニューロンの発見に象徴されるように、個性は、むしろ他人との関係性においてこそ磨かれる。他人の心という鏡に映った姿を通して、私たちは自分の本性を知るのである。
激化する国際競争の時代、日本人が個性なしでやっていけるはずがない。個性と協調性は矛盾するという科学的に間違った思いこみは捨て、脳の中の鏡で大いに個性を磨こうではないか。」
注目すべきは、「本性」を、どう捉えるかです。禅では、「本性」は「仏性」とされ、それを究明することを究極の目標として、日々修行しています。「本性」を「空」「無」とする禅の考えと、茂木さんの使われた「本性」は違う概念だと思います。
私は、両氏とも好きですが、今は、茂木さんの説に揺れています。これも、「風流」だから良いですよね。玄侑さん。まあ、玄侑さんがこれ読むはずも無いか・・・
2008年6月6日金曜日
さて、何でしょう?
2008年6月1日日曜日
最近読んだ本 4
ルポ 貧困大国アメリカ 堤未果著 定価735円(税込)岩波新書
同じ臨済宗妙心寺派の僧侶で芥川賞作家の、玄侑宗久師のお薦めの本です。
この本読んで、衝撃を受けました。
現在、アメリカで進んでいる、市場経済による低所得者の破綻、民営化による医療崩壊、ワーキングプアによる軍隊入隊者の確保。まさに、日本で進行しつつある現象です。
友人の江部康二医師のプログにこうあります。
もう一度、強調したいです。既に日本の医療は崩壊しています。もう間に合ってないけど、それだけに今すぐに対処しなくてはなりません。優位の一番は、間違いなく医療・年金・福祉です。それに比べれば、高速道路建設など10年間凍結でいいではないですか。道路財源を一般財源化して、医療費に回すのが急務です。http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-433.html
麻酔医のフリー化など、マスコミでも取り上げられています。国立大学の独立法人化による、付囑病院と周辺の医療の荒廃は、海堂尊氏が強く提言されています。
民営化は、全て良いことではないことを、我々は、知るべきでしょう。アメリカの現状を知り、日本が同じ間違いを繰り返さないよう強く望みます。
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