2012年2月28日火曜日

大阪仏教テレホン相談室25周年記念講演会


昨夜、梅田太融寺さんの会館にて、表題の会がありました。
講師の大阪学院大学准教授の安田一之先生は、何度も相談室の研修会の講師をして頂いてます。
今回は、初めてパワーポイントを使った講演でした。
私は、講師の接待係でしたので、プロジェクターの操作をしました。
「自死」がテーマでしたので、自死をされた方や踏みとどまった方・残された遺族の方のコラージュをスクリーンに映しながらのお話でした。安田先生は「いのちの電話」の相談員の研修をされてますので、実際の体験をお話され、とても身に迫るものがありました。なかには話の途中で退席された自死の遺族の方もいらして、相談員の一人が急遽、カウンセリングを別室でされていました。
講座の後、先生に「経済が上向けば自死は減りますか?」と質問したら、「また、新たな問題が出てくるので、あまり関連しないでしょう」とのお言葉でした。
相談室を初めて25年が経ちました。仲間と話していて、ふと口をついたのは、「年間1000件の相談があるから、自死をしようとしてる方を10人くらい、お救いできれば相談室の意義はありますね」
1%でも、そうすることができれば、これに勝ることはありません。

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寺物調査 2

 江戸時代のもの。 白隠禅師の軸は多く残されているが、色のついた絵は珍しい。