随分久しぶりに、不二家のシュークリームを食べた。
懐かしい味だった。上のシューを手に取りクリームをつけて食べる。
50年前は、TVコマーシャルの不二家のいちごショートケーキが美味そうで食べたいなと思っていた。その頃の我が家のおやつは、はったい粉だった。
閑話休題
中学校の時、男子生徒の間にヒエラルキーがあり、喧嘩の強いやつが頂点に居た。所謂番長。
私は真ん中くらいに位置して中途半端な存在でした。ある時、同学年の男子から挑戦的なことを言われ、喧嘩になった。「おのれ、偉そうにしてるな。どっちが強いか分からせたろか」。私と相手が殴り合うのを皆が輪になって見守っていた。拳で相手の顔を殴り殴られ、終いには教室の床に組み伏せ、上から下からボコボコに殴り合っていた。誰からともなく、「もうやめとけや」の声がかかり、数人で引き離された。二人共、息が上がり、、ハーハーいってた。
顔がボコボコに腫れて、眼鏡もどっかに行ってた。左目の上が酷く暫く痛かった。
卒業式には、お約束のパトカーが警備に来てた。同級生は式後、組員に車で連れて行かれた。酷い中学だった。良かったのは、中学2年の時、吹奏楽部を創った園部先生(音楽担当)が、バスケットボール部(河合先生顧問)に居た私を引き抜いてくれたこと。これがきっかけで変化が起こった。もう一つは高校。親父の行ってた高校に入学。ラッパズボンを履いて登校すると真面目な生徒ばかり。暴力のヒエラルキーも無し。文の里中学から来てたやつは、和歌を読んでた。あら~!世界が違う。驚きと喜びの高校生活の始まりだった。