現在の東福僧堂で写真。
私が掛搭してた頃は、砂利道で車止めは勿論なく、「葷酒山門不要」の看板があった。
葷酒・・・は、くんしゅさんもんにいらず と読み、酒や大蒜・葱などは持ち込んではいけないということ。五十年程前、父に送ってもらい、雲水姿で草鞋を履いて、この坂を登りました。
二年目頃に、他の僧堂から遊びに?来てた知り合いがいて、私が便所で大をしてたら、ふざけて戸を開けた。勿論、鍵もなし。慌てた私は無言で驚いていた。何も言えず。
別の日に、先輩の雲水が大をしてると、戸を開けたやつがいた。先輩は、「何をするか!無礼者」と尻を拭いた紙を投げつけ、追いかけ回した。
東福寺山内の霊源院には、僧堂の大先輩が住まわれ、雲水のたまり場になっていた。そこにお邪魔していた私は大をしようと、東司(とうす)(トイレ)に行き扉を開くと、霊源院さんが、しゃがんでいらした!私が、うっと固まると、和尚は、ニコッと微笑まれた。
トイレ三段活用。
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