今月のカレンダーの墨跡
梶浦逸外老師の書です。
きゅうしてへんず へんじてつうず
と読みます。
意味は、困って苦しんでいると変化が起こり、変化が起こると新たな道が現れる。
てなとこかな?
良い字ですね。流石 逸外老師。
心は相対するものが現れると生じます。
何もなければ無心です。
あっても無反応だったら、無心です。
花を見て何も思わなければ無心です。
花を見て「花だ」「綺麗だな」「椿だな」と意識は連鎖します。
心はあらゆるものに反応します。たとえ心理的に無反応でも体が反応します。
微笑んだり、泣いたり。
あっ!これかと見つける時があります。
でも、諸行無常。いつまでも捕まえてはいません。
新しいことが起こるとオートマティックに心は変じます。
以前は、初一心 とか思ってました。最初に感じた、浮かんだ感情でいる。
そんなことはできるわけもなく。
心は次々に変化して一定のところにはとどまりません。
変化し続けている自分の心を認める。
辛いことや嬉しいことに執着しない。
辛いことも嬉しいこともその瞬間に感じることで、大いに苦しみ、大いに喜んで
あとを残さず捕まえず手放す。記憶に縛られていつまでもそこにいるのは自分がそうしてるだけで、全てのものはもう次に行ってます。
なんてことは理屈では分かっているんだが、心以外の何かがいうことを聴いてくれません。
まあ、死んだらなんとかなるでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿