2009年1月6日火曜日

構造主義の本


今、内田樹の「寝ながら学べる構造主義」を読み終えました。
バトルの「零度の記号」と禅問答の相似。
フーコーの「今・ここ・私」は、禅でもよく使います。
意味は、全く違います。

ラカンの部分で、面白い発見がありました。
精神分析で、カウンセリングを受ける人の言葉は
オーケストラスコアーの音符のようなものだ・・・
とありました。言葉は、孤立したものではなく
種々のものたちとハーモナイズしていると言う
ことみたいです。

また、会話は、ジャズのアドリブのようなもので
会話する同士が、相手に影響を与えながら
成り立つものだそうです。

般若心経にある、「諸行無常」「諸法無我」が
禅の中心的な考え方ですが、哲学とよく似てることに
驚きました。
禅は哲学的、禅は世界に通じるというのは、
あながち、自画自賛では無い気がしました。

以上、報告。

0 件のコメント:

大阪府仏教会大会

11月12日心斎橋日航ホテルの会場で大阪府仏教会の大会がありました。 毎年、お亡くなりになった会員の追悼法要を各宗派が行います。 今年は、臨済宗妙心寺派。 大阪の支所長さんが決めた和尚たち5人でお勤めしました。 大過なく終了。 紫衣から普段の衣に着替え、中島さち子さんの講演を拝聴...