2011年4月30日土曜日

東日本大震災物故者四十九日法要



太通老師は、阪神大震災の時、神戸にあるご自分の僧堂が被害にあっているのを放っておき、雲水の先頭に立たれ、被災者の方々の救援にあたられました。

今回の大震災も、人事とは思えないんでしょう。

2011年4月29日金曜日

式典の意味


私の小学校入学の時の写真です。

式典とは、リセットすることです。

幼児が小学校に入学して、今までの自分をアップロードして、小学生になる。

幼児を止め、小学生として生きる。

中学校入学、高校入学、大学入学と、アップロードしていきます。人生の節目です。

成人式も、子供から大人にリセットする節目です。

結婚式。女性が娘から妻になる。男性は独身から妻帯者になる。大きな変化です。

就職も、学生から社会人にリセット。

青年から中年にアップロードして、壮年から老人に・・・。

葬式は、生者から死者となる式典。一生に一度きりの式です。

子供が生まれるときは、家族が増えるという区切り。

身内が亡くなるのは、家族が減るという区切り。

法事は、亡くなった方を偲び、自分の生き方をアップロードすること。

人は、人生の中で、何度もアップロード・リセットを繰り返します。

そうしないと、生きていけない。

従前の自分を殺し、違う自分として生まれ変わる。

そうしないと生きていけません。

同じ自分を生き続ける人もいます。

「我がままなまま、大人になった」

疲れませんか?何時までも同じ自分で生きること。

アップロード・リセットは可能なんです。

今直ぐ、やろうとすればできます。

自分がしがみついてるものから離れる。

普段と違うことに挑戦する。

馬鹿になる。

羞恥心を捨てる。





楽に生きたいですネ。

2011年4月28日木曜日

コンサートのチケット頂きました。


生野区仏教会の総務さんの奥さんに、シンフォニーホールのコンサートのチケット2枚頂きました。

東日本大震災チャリティーコンサート。[指揮]チョン・ミョンフン[ヴァイオリン]庄司紗矢香[管弦楽]ソウル・フィルハーモニー管弦楽団。
チョン・ミョンフンは、先日、テレビでN響のマーラーを振ってました。とても良かった。
庄司紗矢香は生で観るの楽しみです。

先ほど、妙蓮寺さんまで、チケットいただきに行ったら、奥様が出てこられ「佐藤しのぶのも有りますよ。何枚でも。早い者勝ちですから」!

厚かましいので、上記のチケットだけ頂きました。

ヒョットして、奥さんは音大卒なのかしら?

メールアドレス教えてと言われ、メモに書いてお渡ししました。次回もありそうです!?

最近、コンサートはご無沙汰なので有難いことです。

2011年4月24日日曜日

小田和正 新作CD 「どーも」



久々に、CDを買いました。

マスト・アーティストの小田和正さんの「どーも」です。

発売キャンペーンのクジで、TシャツまでGETしてしまいました!

最近、CDは、DDMと楽天でレンタルしています。
楽天は、音楽・PC仲間のD寺さんに、教えていただきました。
「1枚、50円ですよ!」と聞き、早速、ネットで見ると、1枚25円!!!

聞きたいCDだけでなく、「どんなんかな?」のCDも、バンバン借りています。
JAZZ,クラシック、Jポップ ETC。

最近レンタルしたのは。
Keith Jarrett Trio My Foolish Heart

Eric Miyashiro Pleiades - Tribute To Maynard Ferguson

Natalie Cole Still Unforgettable

Sergei Koptchak; Vladimir Ashkenazy: NHK Symphony Orchestra Shostakovich: The Symphonies 10

Brad Mehldau Highway Rider

ChickCoreaGary Burton The New Crystal Silence

Guy Toubron Romantic Trumpet

Boston Horns Live From Tokyo

Georg Solti Mendelssohn: Symphonies #3&4

7 (seven) 7 (seven)

BATTLE JAZZ BIG BAND 3rd

Jamaica No Problem
等々。

CDをあまり買わない人は、どうやって、そんなたくさんのCDを聞けるの?とお思いでしょうが。
クラシック以外は、1曲目をどんどん聞いていきます。
そして、気に入ったのは全部聞きます。
繰り返し聞きたいCDはそんなに遭遇しません。

因みに、小田和正さんは、その日のうちに、3回全曲聞きました。

Keith Jarrettは、唸り声が気になるんですが、オスカー・ピーターソンや小曽根真等と比べると、私の波長にあってますね。そういえば、ピアノトリオのCD沢山持ってますね。ハズレがないのは、ハービー・ハンコックとチック・コリアです。

Brad Mehldauは、何枚もありますが、今回のは、少々聞きにくかったな。(個人的感想)

最近、良いなと思ったのは RADWIMPS です。バンプオブチキンも良いし、ミスチル以外にも、良いROCKアーティストがいますね。

車の中で聞くのは、相変わらずマーラーです。David ZinmanとGeorg Soltiを交互の聞いています。聞いてて落ち着きます。

タワーオブパワーやシカゴ、ポール・マッカートニーやエリック・クラプトンは最近全然聞いてません。

てな、最近の聞く音楽事情でした。

2011年4月22日金曜日

花園大学から、救援。


下記は、知り合いの、facebookの書き込みです。

【花園大學禅学科災害支援部隊出陣決定】

このほど、我が花園大学禅学科は来たる4月28日、臨済宗妙心寺派宗務本所および花園禅塾とによる聯合支援部隊を結成し、被災地岩手県大槌町へ派遣することが決定した。
第一小隊は5月2日まで現地に滞在し、人員は21名、第二小隊は今のところ10名ほどが志願を決定しており、2日から6日まで現地に滞在して災害援助活動を行う。部隊は7日に京都へ帰還。
同支援部隊は、料理、焚き出し、撤去清掃、薪割りから、マインドケア、葬儀や法事に至るまで、平時から臨機応変を訓練され、統率力の徹底した禅僧特殊部隊で組織されている。
28日は、被災物故者四十九日法要後、出陣。

昨夜のこと


姪は、介護関係の仕事をしています。
昨夜、下の姉からメールがあり、ネットに記事が出てるというので見てみました。

http://www.minatoseikyo.com/a-blog/

姪も、頑張って宮城県で、ボランティアをやってます。身体に気をつけて帰ってきてほしいものです。


昨日の夜、7時から、生野区民センターで、生野区仏教会の理事会がありました。
来月26日に総会があり、役員交代をします。

2年間、会長をしました。やっと、終わります。

慣例では、4年間、副会長をし、会長となるのですが、前任の方が病気になられたので、急遽、頼まれ会長になりました。

45の寺院が所属する会で、浄土真宗の寺院が大半です。

臨済宗の寺院は、私だけです。

事務局を日蓮宗の方にしていただき、会計を浄土真宗の方にしていただきました。お二人のお陰でやっとここまでこれました。感謝しております。

大阪仏教テレホン相談室の事務局長も6月で終わります。これは、任期1年間ですので楽です。
ただ、前任者の方が、資料を下さらないので(!)多少、苦労させていただいております。

京阪教区2部の、評議員も、今年一杯になりました。

役職が、どんどん終わっていきます。

京阪教区2部(大阪門中・妙心寺派の部会)の役も、12年間させて頂きました。

さて、役無しになったら、どんな日常になるのかしら?

9月に、浜松の方広寺で、臨済宗の研修会があり、パネラーをさせて頂きます。大阪仏教テレホン相談室のことで呼ばれました。
案内があった時、「やだなぁ」と思いましたが、会長さんに「遊びに来てください」と説得されちゃいました。


役って、一つ受けると、次から次と頼まれるものですね。
家内も、小学校で実行委員を引き受けてから、高校まで、役職についていました。

私も家内も、人から頼まれると断れないんですよね。

2011年4月14日木曜日

上原ひろみのブログから


今日の彼女のブログに、下記の英文がありました。

Hello everyone in overseas,
I am in Tokyo now, doing what I can do,
playing music.
Don't worry,
we just have to keep being positive
and going forward.

私のような、英語が殆どできないものにも理解できました。

”Tokyo"と"playing music"を、自分なりに置き換えれば、今すべきことが見えてくる気がします。

大阪の造幣局の「通りぬけ」のライトアップが中止されています。
???
こんな時だからこそ、ライトアップして沢山の人々に楽しんでもらい、影響する経済効果を高めるべきだと思います。

震度3くらいの地震が日常化している東北地方ですが、子供たちに、酷く辛い経験をさせています。何とかならないものかと思うばかりです。

自然の力の怖さを思い知った、今回の震災です。

玄侑宗久さんが書かれているように、「想定内」「想定外」は、人間が自分たちに都合のいい尺度を述べているだけで、自然は人智の及ぶものでは無いのでしょう。

福島県の、放射能で汚染された大地は、菜の花を植えることによって、放射能を吸収できるそうです。
皆で知恵を出しあって、難局を乗り越えたいですね。

妙心寺派管長 「全国仏教徒の皆様へ」

2011年4月9日土曜日

第21回花祭りコンサート 無事終了



70数名のご来場をいただき、今年のコンサートも終わりました。

初めの私の挨拶は、やはり「東日本大震災」でした。

「音楽で笑顔になっていただき、その笑顔を広めて下さい。10人の方の笑顔が100人に広まります。」


金管アンサンブル「スピリット・ブラス」は今年もいい演奏をしてくれました。

ホルンとトロンボーンは新人でしたが、とても力のある演奏でした。

私のソロは、下手ですが、頑張って吹きました。40年前、音大にいた事は忘れてくださいね。(^_^;)



このコンサートの良いところは、「和やか」です。

コンサートが終わり、お帰りになる皆様の穏やかな笑顔。
いつも癒されます。有難いな。

「やって、よかった!」と思える瞬間です。

下手な私のラッパも、ご愛嬌です。

さあ、22回目指して頑張ろう ^^;

2011年4月7日木曜日

不思議な少女


寺の桜も咲いてくれました。

今日、夕方ワンコの散歩に行った時です。

そろそろ帰ろうかと思ってたら、半ベソをかいた少女が話しかけてきました。

「あのね、ガリガリ君の付いた鍵無いの。首に付ける紐付いてるの。オウチに入れないの。」

「そうか、じゃ一緒に探そうね。」

「あのね、携帯でお母さんに電話したいけど、電池が切れたの。お母さん、何時帰ってくるか分かれへんねん。」

「うーん、そうか。じゃ、コンビニで充電できるの売ってるから、買ってあげるね。」

ワンコと一緒にコンビニまで歩き、AU用の充電器買いました。

「さっきの公園まで、送るね。」

「うん。」

電池付きの充電器が手に入ったのに、なかなか、お母さんに電話しません!?

「電話せんと、心配しはるんちゃう?」

「アンテナのバーが2本以上立たないと、かからへんねん。」
「このボタン押してから、50 数えてからかけるの。」

とうとう、公園で別れるまで、電話かけずでした。

小学校、低学年の少女でした。

不思議な少女でした。???。

2011年4月4日月曜日

内田樹先生のテクスト 

未曾有の災害のときに
3月13日
東日本巨大地震から三日目。
朝刊の見出しは「福島原発で炉心溶融の恐れ」と「南三陸町で1万人行方不明」。
16年前の大震災を超える規模の国家的災厄となった。
これからどうするのか。
このような場合に「安全なところにいるもの」の基本的なふるまいかたについて自戒をこめて確認しておきたい。

(1)寛容
茂木健一郎さんも今朝のツイッターで書いていたけれど、こういう状況のときに「否定的なことば」を発することは抑制すべきだと思う。
いまはオールジャパンで被災者の救援と、被災地の復興にあたるべきときであり、他責的なことばづかいで行政や当局者の責任を問い詰めたり、無能力をなじったりすることは控えるべきだ。彼らは今もこれからもその公的立場上、救援活動と復興活動の主体とならなければならない。不眠不休の激務にあたっている人々は物心両面での支援を必要としている。モラルサポートを惜しむべきときではない。
「安全なところにいる人間」と「現地で苦しんでいる人間」を差別化して、「苦しんでいる人間」を代表するような言葉づかいで「安全なところにいる人間」をなじる人間がいる。
そういうしかたで自分自身の個人的な不満や攻撃性をリリースすることは、被災者の苦しみを自己利益のために利用していることに他ならない。
自制して欲しい。

(2)臨機応変
平時のルールと、非常時のルールは変わって当然である。
地震の直後から各地では個別的判断で、さまざまな施設やサービスが被災者に無料で提供されたし、いまも次々と申し出が続いている。
こういうときこそルールの「弾力的運用」ということに配慮したい。
16年前の震災のとき、雑貨屋で私がガソリンストーブ用の燃料を買い求めてレジに立っていたとき、「屋根が落ちて雨漏りがする」というのでブルーシートを買いに来た女性がいた。店員は私の燃料代は定価で徴収したが、彼女には無料でブルーシートを手渡し「困ったときはお互いさま」と言った。
彼のふるまいは「臨機応変」のすぐれた実例だろうと思う。

(3)専門家への委託
オールジャパンでの支援というのは、ここに「政治イデオロギー」も「市場原理」も関与すべきではない、ということである。
国民国家という共同体が維持されるために必要な根源的な資源のことを「社会的共通資本」と呼ぶということは、これまでもここで繰り返し書いてきた。
森林や湖沼や海洋や土質といった自然資源、上下水道や通信や道路や鉄道といった社会的インフラ、あるいは司法や医療や教育といった制度資本については、管理運営を専門的知見に基づいて統御できる専門家に「委託」すべきであり、これを政治的理念の実現や市場での取引の具に供してはならないという考え方のことである。
災害への対応は何よりも専門家に委託すべきことがらであり、いかなる「政治的正しさ」とも取引上の利得ともかかわりを持つべきではない。
私たちは私たちが委託した専門家の指示に従って、整然とふるまうべきだろう。

以上三点、「寛容」、「臨機応変」、「専門家への委託」を、被災の現場から遠く離れているものとして心がけたいと思っている。
これが、被災者に対して確実かつすみやかな支援が届くために有用かつ必須のことと私は信じている。
かつて被災者であったときに私はそう感じた。
そのことをそのままに記すのである。


内田樹先生のブログ http://blog.tatsuru.com/2011/03/13_1020.php

南直哉さんのテクスト (曹洞宗)

2011/03/30

悪態です。

 あのなあ。乳幼児はともかく、いま時分、いい大人が水道水や野菜に怯えて、妙な買いだめしてどうするんだ! 

 だいたい、中年が癌になったところで、それが放射線のせいか、体質か、己れの不摂生のせいか、どうしてわかるんだ!! 酒もタバコも睡眠不足も、そればかりか人工着色料や農薬さえ大して気にとめない連中が、スーパーやコンビニを右往左往するなど、片腹痛いわ。

 乳幼児も身近にいないのに、被災地から遠く離れたところで、ペットボトルをかき集めている輩は、その水飲んで生き延びたとして、それが所詮、何だというんだ!!

 それとなあ。「我々はあなた方と共にある」とか「被災者に元気を与えたい」とか言ったり、それに漠然と共感している者たちよ。ならば、今後、原発事故がどのように収束するにしてもその後、まさか周辺の住民や出身者を差別するようなことはないだろうな!

 ヒロシマ・ナガサキの後も、ミナマタの後も、就職や結婚、ひょっとするとただの付き合いでも、それはあったんだぞ。そう聞いているぞ。

「共にある」のも「元気を与える」のも、この先もずっと半径30キロ圏外からと言うわけじゃないんだろうな!!

 和尚なのに悪態です。すみません。






南直哉さんのブログ http://indai.blog.ocn.ne.jp/osorezan/

妙心寺派管長 震災御見舞の動画

管長 河野太通老師は、阪神大震災の時、神戸祥福僧堂の師家をなさっていました。

被災し、祥福僧堂の建物がボロボロになってしまったのを放っておき、被災者の方々への救援に向かわれました。

祥福僧堂の雲水たちが、炊き出しをしている姿を思い出します。

2011年4月2日土曜日

本山からの手紙




写真の手紙が本山から届きました。

「現地活動ボランティア申込書」「住宅支援(被災者の受入れ)申込書」「東日本大震災物故者への回向」「ボランティア活動での注意事項」が入ってました。

大震災以降、私自身、鬱状態です。

福島県の福聚寺さん、茨城県の華蔵寺さんなど、親しい方が罹災されました。
お二人とも御無事で、現在、被災者の救援に尽力されています。

関東在住の音大時代の友達も無事でした。

東京在住の娘二人は、しばらく大阪に非難していました。

娘に、電池・ラジオ・懐中電灯など、停電の準備用に持ち帰るために、近くの電器店・ホームセンター・ディスカウントショップ等をまわりました。

見事に売り切れ!

大阪もパニックです。

福聚寺さんが、HPで探してらしたブルーシートをホームセンターに探しに行きましたが完売。
コンパネまで売り切れていました。



震災から数日後、塔婆に「東北関東大震災物故者供養」と書き、毎朝、ご回向させていただいております。
それくらいのことしかできません。自分の無力さを突きつけられています。
会長をしている生野区仏教会から、日本赤十字に義援金をお送りました。
3月20日の彼岸法要で、物故者供養をし、義援金を募りました。皆さん、協力して下さいました。人事ではないからだと思います。


本山も、対応が早く、本所の課長たちを直ぐ様、現地に派遣し情報を集めていました。
東北は、妙心寺派の寺が多くあり、大きな寺も多いため、被災者の救護施設として活用されています。葬儀のボランティアも直ぐ、超宗派で始まっています。

松島の瑞巌寺(妙心寺派)も、山門近くまで津波が来たそうですが、少しの被害で済んだようです。現在、多くの被災者の救援所になっています。

天災の後には、人災があるようです。

原発です。

一度動かすと、もう止められないものを、人間が管理できるわけがないと思います。

思い起こせば、阪神大震災の時も、空からの消火活動を、「窒息死する人が出ると困る」という理由で、当時の兵庫県の責任者は断ったそうです。
結果論ですが、被害はとてつもなく大きなものになりました。

今回の、福島原発も同じことを繰り返してるように見えて仕方ありません。
これ以上、被害が大きくならないことを祈るばかりです。

大阪府仏教会大会

11月12日心斎橋日航ホテルの会場で大阪府仏教会の大会がありました。 毎年、お亡くなりになった会員の追悼法要を各宗派が行います。 今年は、臨済宗妙心寺派。 大阪の支所長さんが決めた和尚たち5人でお勤めしました。 大過なく終了。 紫衣から普段の衣に着替え、中島さち子さんの講演を拝聴...