2011年4月29日金曜日
式典の意味
私の小学校入学の時の写真です。
式典とは、リセットすることです。
幼児が小学校に入学して、今までの自分をアップロードして、小学生になる。
幼児を止め、小学生として生きる。
中学校入学、高校入学、大学入学と、アップロードしていきます。人生の節目です。
成人式も、子供から大人にリセットする節目です。
結婚式。女性が娘から妻になる。男性は独身から妻帯者になる。大きな変化です。
就職も、学生から社会人にリセット。
青年から中年にアップロードして、壮年から老人に・・・。
葬式は、生者から死者となる式典。一生に一度きりの式です。
子供が生まれるときは、家族が増えるという区切り。
身内が亡くなるのは、家族が減るという区切り。
法事は、亡くなった方を偲び、自分の生き方をアップロードすること。
人は、人生の中で、何度もアップロード・リセットを繰り返します。
そうしないと、生きていけない。
従前の自分を殺し、違う自分として生まれ変わる。
そうしないと生きていけません。
同じ自分を生き続ける人もいます。
「我がままなまま、大人になった」
疲れませんか?何時までも同じ自分で生きること。
アップロード・リセットは可能なんです。
今直ぐ、やろうとすればできます。
自分がしがみついてるものから離れる。
普段と違うことに挑戦する。
馬鹿になる。
羞恥心を捨てる。
楽に生きたいですネ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
大阪府仏教会大会
11月12日心斎橋日航ホテルの会場で大阪府仏教会の大会がありました。 毎年、お亡くなりになった会員の追悼法要を各宗派が行います。 今年は、臨済宗妙心寺派。 大阪の支所長さんが決めた和尚たち5人でお勤めしました。 大過なく終了。 紫衣から普段の衣に着替え、中島さち子さんの講演を拝聴...
-
若い時、何百回も唱えた「発菩提心空拳章」(ほつぼだいしんくうけんしょう)という和文のお経があります。「 殺生偸盗邪淫慾 悪口両舌綺語妄語」などは印象的でよく憶えています。 「己を捨てゝ人を立て 人の善からぬ罪過を 仮令我身に受るとも 人をば罪に落とすまじ」 ...
-
にんべんに思うで、「しのぶ」と読みます。偲ぶ。 人を思うこと。懐かしむこと。 お通夜の時に、よく、お話します。 にんべんに夢で、「はかない」。儚い。 人の夢は、儚いもの。 期待するから、がっかりする。 期待しないと、楽に生きれます。 に...
-
6月20日付で、住職を退任致しました。 副住職が、後任の住職となりました。 思い返せば、平成4年住職を拝命し30年ばかり住職をしていました。 6月は、申請書類の作成に時間がかかり忙しい毎日でした。 ようやく、本山から任命、退任の辞令が降り宗門関係は終わりました。 後は、府庁に宗...
0 件のコメント:
コメントを投稿