2020年12月29日火曜日

事事無碍法界

 良くこの言葉を使います。

事事無碍の前に理事無碍法界という思想があります。

全ては関連し合うという理は有るという意味です。

事事無碍法界はその理も否定したところです。

落合陽一さんもこの言葉を使ってます。

私がよく説明する、3000個の透明な球体の喩えは、

45年くらい前、花園大学で藤吉慈海先生の講義で教わりました。

繰り返すと、3000個の透明な球体が集まっているのが心。

その一つに朱を入れれば、すべての球体は朱に染まる。

まあ、この場合、全てが透明、つまり無心、空になっているという前提が有ります。

汚れた心は透明ではないですからね。

もし3000個全てが透明なら、一個の朱を取り除けば、全てが透明に戻るはずですよね。

十牛図の10個目がそれだという説もあるようです。

心にリセットスイッチが有れば良いな。

理屈でいくら理解しても、心は変わってくれないから。

扱いにくいものですね。心は。

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