2011年9月11日日曜日

住職学 終わりました 2



荒俣宏さんの講演は、中身の濃いお話でした。
博学な方で、話が尽きず時間をオーバーして、お話しして頂きました。

こんな話がありました。
埴輪の話です。

古代、天皇など身分の高い人が亡くなると、婦人お付きの者たちが、死体と一緒に生き埋めにされたそうです。
埋葬され数日たったのに、地中からまだ生きている人のうめき声が聞こえたそうです。
これではあんまりだと、人の代わりに埴輪を埋めることにしたそうです。

講演の最後に、荒俣氏は「東北の救援活動の情報をみると、僧侶の活動が全く無い。もっと、しっかりしてほしい!」と講演を締めくくられました。
受講者に東北で被害にあった方も何人かいらっしゃいました。
でも、だれも反論しませんでした。それで、よかったと思います。
人知れず善行をするのが僧侶の本分ですから。
妙心寺では、震災後すぐに救援活動を行い、今は、災害復興部長を白鳥天海師(京都在住)が、被災地に常駐し救援活動の指揮をとっています。
妙心寺の炊き出しは、ユニークで、かき氷の炊き出し?をしたそうです。
その数1500個。
子供に笑顔が戻ったそうです。

0 件のコメント:

本山での活動

  桜は満開を迎え、咲き誇っています。 50数年前、音大を卒業し、京都の花園前塾に入り花園大学に編入した時は、もう音楽はできないなと思っていました。花大時代に、音楽同好会に入り、ギターを弾いてました。趣味程度にね。卒業後、東福寺専門道場に掛搭。僧堂を下山し難波寺副住職に。この時点...