2009年7月29日水曜日

難波寺 施餓鬼法要


昨日は、表題の法要をおこないました。春と秋の彼岸法要と違うのは、本堂の正面と逆の北側に、写真のおまつりをします。これは、餓鬼に施しをするということで地獄の方向に向かって、お勤めをします。亡くなった方が餓鬼道に落ちていては大変なので、餓鬼の食べる、洗米や生野菜乾物などをお供えします。読み上げた塔婆を水の中に入れるのも、普通のものを食べようとすると火に変わると言う餓鬼道のことを思い、水で冷やそうという気持ちを表しています。

亡くなっても人は、身内や関係した人の中に存在しています。亡くなった方の行く末を想像し、何かしてあげたいと言う気持ちを持つことが、とても大切なことだと思います。

お手伝いに来ていただきた8人の和尚さんに感謝。参列してくださった檀家さんに感謝。手伝っていただいた、精進料理の阿じろさん、お手伝いして下さった奥さん、ご主人たちに感謝。用意・片付けを手伝ってくれた業者さんたちにも感謝してます。全ての方に「ありがとう」

有難いことです。

2009年7月27日月曜日

大阪府仏教会総会


明日は、自分の寺の施餓鬼法要なのに、府仏教会の総会に出席してました。事務局長がむちゃくちゃ良い人で、総会も和やかでした。市の仏教会と隨分違いました。

昨日、Sちゃんから、電話をもらいました。Sちゃんは、音大4年の時の伴奏者です。ピアノ科に在籍しているため、自分の練習以外に私の伴奏合わせに時間を割いてくれました。感謝!(ペコリ)国立音大の習慣で、伴奏をしてもらったら、ケーキを持って御礼に行きます。皆、貧乏でお金は払えなかったのです。Sちゃんは、今、ノルウェーに住んで現役のピアニストをしています。卒業してすぐに、渡航したから隨分長くノルウェーにいます。「遊びに来てね。」とか言われたけど、なかなか行けないでしょうね。ドイツのフランクという友人にも、何度も誘われてるけど・・・。

さっき、音大同窓生のM(sax)から電話で、恒例の8月最終日曜日の同窓会をやろうということでした。私が金管吹いてた奴らに電話し、Mが木管の連中に電話します。中にはオリン(バイオリン)や作曲科など、適当に参加者を募ります。同学年が原則です。先輩達から、羨ましがられていますが、今のところ30数年同期でやっています。楽しみです!キツイお盆が終われば、みんなに会えます。

2009年7月23日木曜日

寒山寺 施餓鬼 お手伝い


今日は、法類(寺の親戚)の寒山寺の施餓鬼法要でした。

10人ほどの和尚が加担(手伝い)に行きました。

Hさんが、「最近、月参りが減りました。以前は170軒くらい参ってましたが、今は、120軒くらいです。」というと、何人かの和尚が「うちもそうです。」と話していました。難波寺も同様で、月参りが以前に比べ少なくなりました。

日本人の特性で、皆がやると私もやり、皆が止めると私も・・・。というのが原因の一つでしょう。和尚がお参りの功徳を分かりやすく説かないのも原因です。昔は、「そんなこと当たり前!」で済んでたことが、今では通らなくなっているんでしょう。

個人に対し、自分は精一杯のことをやり終えたと思える人は、果たしているんでしょうか?
いないでしょうね。
だから、追善供養を行うんです。私は、修行中、寝たきりの和尚さんの世話を3人でしていました。でも、その和尚さんが亡くなった時、世話をし尽くしたとは到底思えませんでした。今も、11月12,13日は京都・東福寺の和尚さんの法要には欠かさず参列しています。報恩謝徳といいます。恩に報い、遺徳に感謝すると言うことです。自分が死ぬまで、その御恩は忘れてはならない。

亡くなった方に、どうやって感謝の気持ち、謝罪の思いを表すのか?仏教徒(自覚してるかは別にして)なら、葬儀・法要の儀式をするくらいしか、出来ることは無いんじゃないですか?その方を偲ぶ。偲ぶという字は、ニンベンに思うと書きます。その方のことを思うことが肝心です。葬儀・法要に替わる方法を見つけ選択されるのはご自由ですが、そんなに簡単に1300年日本人が続けてきたことを、あなたの代で、簡単に変えて良いものでしょうか?遺伝子により代々伝えられてきたことを無意識は知っています。

2009年7月19日日曜日

だんじり





お寺の横に「だんじり」が来ました。太鼓と鉦で拍子を取り、屋根の上で踊ります。

幼い頃の母との会話。
私「おかあちゃん、だんじりきたで」
母「そうやね」

私「あの、チキチンチキチンていうの、やってみたい!」
母「あれはな、ええしの子しかでけへんの」
私「フーン」

「ええし」は「裕福な」と言う意味です。 同級生が鉦を叩いてるのを、羨ましく眺めていたのを思い出します。


夏 本番です!

村上春樹 3冊読んで夜も眠れず


「ねじまき鳥のクロニクル」は上・中・下の3巻の本です。

久しぶりにキマシタ。ほとんど完璧な小説でした。

玄侑宗久・村上龍・フレデリックフォーサイス・・・以来ですね。

いやはや、はまりましたね、この本は。「海辺のカフカ」も良かったけど。

パラレルワールド・集合的無意識・カオス。なんとも深い!

眠れそうにないな。

2009年7月18日土曜日

ミスターミニットの対応


先日、某所のミスターミニットに行き、合鍵を頼みました。駐車場のフェンスの鍵で、少し形状が変わったものです。私用で外出した時でしたので、ブレザー・綿パンです。店員が言うには「この形状の鍵の合鍵はうちでは作れませんね!」しょうがないので、別のミスターミニットに行きましたが、対応は全く同じでした。


今日お参りのついでに、最初に行ったミスターミニットに、ダメモトで合鍵つくりに行きました。


店員「1本目が9百**円で、2本目から200円です。」


私「は~~~~~~!?ついこないだ出来ないって言ったじゃない」(心の中で)
同じ店員の人です。

衣を着ていたせいでしょうか?

私が洋服を着ると、そんなに疑わしく・柄悪そうに見えるんでしょうか!?

ソウカモシレナイナ・サビシー

2009年7月16日木曜日

問題です。間違い探し!


さて、この写真に写ってる人の何かがおかしいです。さて何でしょう?



毎朝7時頃に寺の前を掃除してると会う数人の常連さんの一人です。「おはようございます」と声をかけてくださる2,3人の方と、バス停でバスを待つ(当たり前か、バス停で電車は待たないな)女性の方ETS・・・。



犬の散歩はおかしくないですね。何かがおかしい!?








この方は、「金属バット」を持ちながら犬の散歩をしています!理由は知りません。たずねてバットでどつかれるのは嫌ですからね。100歩譲って「犬がメスで、雄犬が寄ってきたら排除する」なんて理由もなきにしも・・・。一つ言えることは「お近づきにはないたくない」ですね。

生野警察 ナニシテルンダー!

2009年7月13日月曜日

施餓鬼が始まりました


今日、寒松寺さんで施餓鬼の法要がありました。加担の和尚が11人で、内2人はH寺さんの息子の大学生でした。檀家さんは、100名以上お参りにこられました。午前10時から午後1時半までお勤めをし、お昼のご馳走をよばれ、夕方帰って来ました。

寒松寺さんは、元大阪工業大学の応援団親衛隊長のつわもので、修行道場でも親分肌で面倒見が良く、今日も各地から僧堂の後輩だった和尚が寒松寺さんを慕い加担に来てました。その和尚さんたちは片づけまでするんです!普通は、終わった後、寺族と関係者が手分けして片付けるんですが、加担の和尚が片づけをするのは寒松寺さんだけです。「徳孤ならず」ですね。


今日から8月末までの恐怖のお盆が始まりました。苦行と言っていいでしょう。皆で「地獄の釜が開いたな」と言ってました。今年は誰も倒れないといいなと思いました。

2009年7月10日金曜日

ABSで危機回避


7月9日午前11時頃でした。走りなれた阪神高速環状線を車で(当たり前か)走ってました(自転車では走れません)。4車線の環状線はまあまあ、すいていました。池田線の分岐に近づき、左から2車線目に車線変更。前を、熊谷ナンバーの日産の車が走っていました。「慣れん人やろな」と思いつつ、後ろを走っていました。分岐に入る直前、前の車が急停車!「なんや!」と急ブレーキ!「トトトトトト」(ABSのきく音)尚且つ間に合わなく左へハンドルを切りました。左後方から来た車にクラクションを鳴らされつつ、前方車と20CMくらいの距離で停車!ハンドル切らなければ追突していました。熊谷ナンバーの人は、右から割り込もうとした車に道を譲ろうと減速し、前の渋滞も影響し、急停車したようでした。その後、何事もなかったように車は動き出しました。走りなれてる道でも、何があるか分かりませんね。ABSが付いてなかったらと思うとゾッとします。

大阪空港のそばのセブンイレブンでタリーズのエスプレッソ(160円、安いでしょ)とサンドイッチでお昼でした。美味しかったですよ。

2009年7月6日月曜日

テレホン相談総会の予定でしたが・・・


今日は、テレホン相談室の総会で、役員は午後4:30に、ホテル・ニュー・オータニ集合でした。

午後から、月参りがないので、早めに寺を出て、日本橋にCD買いに行きました。ジョウシン・ディスクピアは、ちょうどバーゲンチケット(CD1枚200円OFF)を配っていたので、写真のゲルギエフを「大人買い」しました。ブライアン・リンチのニューアルバムもGET! 気分良く、時間通りホテルに行きました。途端に携帯がなりました。(寺の電話番号にかかる電話は全て携帯に転送しています。)兵庫県の檀家さんからでした。すぐに伺うと返事し、役員に欠席になったと伝え、速攻で帰山。着替えて、兵庫県に・・・。帰ったら、7時半でした。いつものセブンイレブン状態でした。

今、ゲルギエフのショスタコ#5を聴いてます。iTuneはクラシックが124枚、JAZZが150枚になりました。

2009年7月3日金曜日

仏教界と社会のリンク



昨日、大阪市仏教会の総会に出席しました。事業報告・予算決算報告など。

少し、紛糾しました。市仏教会から、かなりまとまった退会者が出たからです。退会の理由は不明でした。生野区の仏教会も、会員数減少の傾向にあります。どうしたことでしょう?我々世代の、「まあ、お付き合いだから・・・」という意識は、今の若い僧侶にはないのでしょうか?

大阪市内の町会の活動でも、同じことが起こっていることを、周りの人からお聞きしています。「まあ、お付き合いだから・・・」は、町会という、小さな社会でも、崩れつつあるようです。

一見、無駄に見えることが、人間関係の潤滑油になっていることに気付くべきなのかも知れませんね。

秩序から混沌へというエントロピーは止められないのかも知れません。

「嫌な人とも付き合わなければいけない」というテーマを無視して、人間は生きれないのかもしれません。

閑話休題

「村八分」とは、付き合いは止めるが、葬式・火事だけは、除外するということです。最近の、「家族葬」という、葬儀産業が作った言葉に乗せられて、家族だけで葬儀をなさる方がいるようです。これでは「村九分」ですね。悲しいことです。

大阪府仏教会大会

11月12日心斎橋日航ホテルの会場で大阪府仏教会の大会がありました。 毎年、お亡くなりになった会員の追悼法要を各宗派が行います。 今年は、臨済宗妙心寺派。 大阪の支所長さんが決めた和尚たち5人でお勤めしました。 大過なく終了。 紫衣から普段の衣に着替え、中島さち子さんの講演を拝聴...