2009年7月23日木曜日
寒山寺 施餓鬼 お手伝い
今日は、法類(寺の親戚)の寒山寺の施餓鬼法要でした。
10人ほどの和尚が加担(手伝い)に行きました。
Hさんが、「最近、月参りが減りました。以前は170軒くらい参ってましたが、今は、120軒くらいです。」というと、何人かの和尚が「うちもそうです。」と話していました。難波寺も同様で、月参りが以前に比べ少なくなりました。
日本人の特性で、皆がやると私もやり、皆が止めると私も・・・。というのが原因の一つでしょう。和尚がお参りの功徳を分かりやすく説かないのも原因です。昔は、「そんなこと当たり前!」で済んでたことが、今では通らなくなっているんでしょう。
個人に対し、自分は精一杯のことをやり終えたと思える人は、果たしているんでしょうか?
いないでしょうね。
だから、追善供養を行うんです。私は、修行中、寝たきりの和尚さんの世話を3人でしていました。でも、その和尚さんが亡くなった時、世話をし尽くしたとは到底思えませんでした。今も、11月12,13日は京都・東福寺の和尚さんの法要には欠かさず参列しています。報恩謝徳といいます。恩に報い、遺徳に感謝すると言うことです。自分が死ぬまで、その御恩は忘れてはならない。
亡くなった方に、どうやって感謝の気持ち、謝罪の思いを表すのか?仏教徒(自覚してるかは別にして)なら、葬儀・法要の儀式をするくらいしか、出来ることは無いんじゃないですか?その方を偲ぶ。偲ぶという字は、ニンベンに思うと書きます。その方のことを思うことが肝心です。葬儀・法要に替わる方法を見つけ選択されるのはご自由ですが、そんなに簡単に1300年日本人が続けてきたことを、あなたの代で、簡単に変えて良いものでしょうか?遺伝子により代々伝えられてきたことを無意識は知っています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
大阪府仏教会大会
11月12日心斎橋日航ホテルの会場で大阪府仏教会の大会がありました。 毎年、お亡くなりになった会員の追悼法要を各宗派が行います。 今年は、臨済宗妙心寺派。 大阪の支所長さんが決めた和尚たち5人でお勤めしました。 大過なく終了。 紫衣から普段の衣に着替え、中島さち子さんの講演を拝聴...
-
若い時、何百回も唱えた「発菩提心空拳章」(ほつぼだいしんくうけんしょう)という和文のお経があります。「 殺生偸盗邪淫慾 悪口両舌綺語妄語」などは印象的でよく憶えています。 「己を捨てゝ人を立て 人の善からぬ罪過を 仮令我身に受るとも 人をば罪に落とすまじ」 ...
-
にんべんに思うで、「しのぶ」と読みます。偲ぶ。 人を思うこと。懐かしむこと。 お通夜の時に、よく、お話します。 にんべんに夢で、「はかない」。儚い。 人の夢は、儚いもの。 期待するから、がっかりする。 期待しないと、楽に生きれます。 に...
-
6月20日付で、住職を退任致しました。 副住職が、後任の住職となりました。 思い返せば、平成4年住職を拝命し30年ばかり住職をしていました。 6月は、申請書類の作成に時間がかかり忙しい毎日でした。 ようやく、本山から任命、退任の辞令が降り宗門関係は終わりました。 後は、府庁に宗...
0 件のコメント:
コメントを投稿