
臨済宗の修業道場を僧堂と言います。その中でも、特に厳しい修行で有名な僧堂がいくつかあります。
そのうちの一つ、正眼寺僧堂は、常識を超えた逸話がたくさん伝えられています。昔話じゃないですよ。
昨日、会合で正眼寺僧堂出身の和尚さんに聴きました。
「病気や怪我で病院に行く時は『イッパツデキメテコイ』って言われます。」
「虫歯で病院に行く時も、そう言われて行きます。二度も三度も通院するなってことです。」
「歯医者も良く知っていて、行くとすぐ、ペンチを持ってきます。まず、麻酔をし、レントゲンを撮り、抜歯します。レントゲンを撮るのは意味があるのかなと思いました。どうせ抜くんだから!?」
その和尚さんは、前歯がほとんど無く、マグネット式の入れ歯をされてます。鉄製の土台を歯茎に埋め込み、マグネットの義歯をつけてます。
最近、困ったのが、MRIの検査を受けた時です。ご存知のように、MRIはとても強い磁力で検査します。
その和尚さんが、検査を受けた時、歯茎の鉄が、磁力で引っ張られて顔ごともって行かれそうになったそうです。検査の3、40分間、それこそ、歯を食いしばって「うーーーん!」と頑張ってたそうです。
もう2度と、MRIは受けないそうです。
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