2009年10月7日水曜日

一泊二日で東京に行きました。その2



今回の用事は、谷中の全生庵での斎会に出頭することでした。
全生庵は、山岡鐵舟が明治時代に建てた臨済宗の名刹です。

難波寺の先々住(前の前の住職)の山本玄實和尚が、全生庵の先々住でして、玄實和尚の五十回忌が執り行われたのでした。ちなみに私の父は、玄實和尚の一番弟子でした。
もう、二十数年前、何度か父を全生庵まで、車で迎えに行ったことがありました。そのおり、今日、十七回忌だった、平井元恭和尚にもお会いしました。とても、素敵な和尚さんだったのを覚えてます。父に聞いたら、「そら、東京の和尚はちゃうで。百貨店の松屋や、あんぱんの木村屋が檀家やからな。」と言ってました。



法要の後の齋座(お昼ご飯)は、京都の、泉仙の鉄鉢料理でした。

「泉仙の鉄鉢料理の器は食べ終わると一部の陶器の器以外は全て重ねることができます。
これに蓋をかぶすと一まとめできます。機能的で日本的な美です。材質は木材で漆塗です。」泉仙のHPより。

へー!京都から出張してきてる!と驚きましたが、今、ネットで見たら、世田谷店がありました。ソウヤロナ

野沢の龍雲寺さんにも、お会いすることができました。
文京区の養源寺さん、舞鶴の東山寺さんにもお会いしました。

私の関係のある、玄實和尚は、五十回忌が済みましたので、もう、伺うことはないと思います。
一期一会。貴重な経験をさせていただきました。

印象的だったのは、現住職の平井正修和尚が、私のキャリーバックを玄関から和尚の控え室まで、運んでくださったことです。名刹の住職でありながら、そんなことをして下さるなんて、とても出来た方だと感服しました。ソンナン、イウンヤッタラ、ジブンデ、ハコバンカイ!

「実るほど頭を下げる稲穂かな」

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