東福僧堂にいた頃は、箒(ほうき)は自分で作っていました。
蔵にしまってある竹の枝を持ち出し、手頃な竹を芯に箒を作ります。
まず、大きめのしっかりした枝を芯に針金でくくりつけます。
次に、少し小さめな枝と、段々小さな枝をくくりつけ、箒にします。
先輩の雲水は上手に作りますが、私の作った竹箒は、イマイチでした。
右の竹箒は近所のホームセンターで買った中国産のものです。
値段ナント一本 98円!!!
この箒は、消耗が早く、すぐにダメになります。
左の竹箒は、副住職が本山御用達の造園業者から分けてもらった国産の物です。
値段 ○○○○円
掃きやすく、丈夫です。長持ちしそうです。
日天掃除(朝の掃き掃除)の時は、門前の舗装された歩道を重点的にしますので、丁寧に作ってない竹箒では痛みが早いのです。
滋賀県の永源寺に参拝した折、門前の竹細工屋さんで買った竹箒は、1年くらい使えましたっけ。
こだわりのないものは安くていいけど、こだわるものは、それ相当なものが欲しいですネ。
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